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PR幅広い活用ができそうな点が魅力的

「音質と利便性を両立した稀有な製品」。“1台2役”完全ワイヤレスイヤホン、ナカミチ「Elite TWS700ANC」レビュー

公開日 2024/04/11 12:00 野村ケンジ
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ユニークな完全ワイヤレス/有線兼用イヤホン、ナカミチ「Elite TWS700ANC」登場



ナカミチ「Elite TWS700ANC」

ナカミチから、“完全ワイヤレスイヤホン”としてだけでなく、“有線イヤホン”としても活用できるというなかなかにユニークな製品「Elite TWS700ANC」が登場した。



こちら、「GREENFUNDING」でのクラウドファンディングを6月11日まで展開中。実際、「Elite TWS700ANC」を実機を見てみると、そのユニークさに驚かされる。というのも、外観からは着脱式ケーブルを外したユニバーサルIEM(インイヤーモニター)にしか見えないからだ。

ブラック/ブルー/アンモライトの3色をラインナップ

しかしなから、その小柄なボディにはBluetoothワイヤレスシステムとバッテリーが搭載されていて、普通の完全ワイヤレスイヤホンとして活用できるのだという。

流行りの完全ワイヤレススタイルに加えて、付属ケーブルを装着して有線イヤホンとしても利用できる

筆者は年間100を超えるイヤホン&ヘッドホンを10年以上にわたり試聴し続けているが、それでも「本当に完全ワイヤレス?」と疑いたくなってしまった。しかし、小柄な半透明のボディをじっくり眺めてみると、バッテリーらしき部品が見えるし、何よりも(ケースから取り出した際に)BluetoothペアリングモードのLED点滅が始まる。確かに、紛うことなき完全ワイヤレスイヤホンそのものだ。

充電ケースの容量は1,500mAh。本体のバッテリーと合わせて最大120時間再生という超ロングバッテリーライフを実現

実際、完全ワイヤレスイヤホンとして「Elite TWS700ANC」は上級モデルと言うべき充実したスペックを持ち合わせている。Androidスマートフォン「nothing phone(2)」とペアリングしてみるとすんなり接続したのち、aptX Adaptive(48kHz/24bit)で再生し始めた。

スペックを確認してみると、Snapdragon Sound対応とのこと。SBCやAACは当然のごとく、aptX adaptiveやaptX Lossless(CDスペック音源をロスレスで伝送してくれるコーデック)で接続することが可能となっている。

さらに、次世代Bluetooth規格である「LE Audio」にも対応しており、将来的にも安定した接続が約束されている。気に入ったイヤホンは大切に長い期間使い続けたいところなので、そういった最新規格や幅広いコーデックに対応してくれているのはありがたい。

また、実際の接続安定性もまずまず良好だった。「nothing phone(2)」とペアリングしたついでにちょっと離れてみたところ、木造家屋とはいえ隣の部屋に行っても大丈夫、見通せる場所であれば10m程度離れても接続を維持してくれた。これは、Bluetooth 5.3対応であると同時に、音質だけでなく接続安定性においても評判のよいQualcomm社製の新型Bluetoothチップ「QCC3071」を搭載していることもアドバンテージに繋がっていると思われる。

ケース側面にはバッテリー状況がわかるLEDも搭載

ライフスタイルに合わせた幅広い活用ができそうな点が魅力的



さらに、「Elite TWS700ANC」には、ANC(アクティブノイズキャンセリング)と外部音取り込み機能も搭載されている。ANCを実際に試してみたところ、なかなかの効き具合だった。

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