HOME > レビュー > 【第214回】夏の注目イヤホン&ヘッドホン総ざらい! ポタ研&ポタフェス「高橋敦のベスト5」

[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

【第214回】夏の注目イヤホン&ヘッドホン総ざらい! ポタ研&ポタフェス「高橋敦のベスト5」

公開日 2018/07/20 08:00 高橋 敦
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
7月7日に「ポタ研」、14日・15日に「ポタフェス」が開催された。7日は夜にイヤホンズ、15日は昼に小松未可子さんリリイベ、夜に雨宮天さんツアー初日という過密日程に難儀した方も少なからずだろう。しかしさておき、今回も連続週開催のため両方まとめて!の形にて本連載恒例「個人的注目アイテム勝手にランキング」開始!

【第5位】その手があったか!な新発想ヘッドホン

言われてみればそういうやり方もありだよね! と、その発想に唸らされたヘッドホンがふたつあった。

まずはLUZLI「ROLLER MK01」。春のヘッドフォン祭から出展はされてきたが、国内展開もいよいよ近付いてきている模様だ。

何と美しい丸まりっぷりであろうか

バンド裏面を見るとその機構の精密感を視覚でも堪能できる

高級腕時計の金属バンドを思わせる構造でヘッドバンドからイヤーカップまでを美しく一体化。その構造の秀逸さだけではなく、スイスでのハンドメイド生産とのことで実物の製造クオリティも素晴らしい。

そして「なるほど!」と思わされたのはアルミニウムとステンレススチールによる「ローリングデザイン」ヘッドバンド。外観としてのデザイン性の魅力は見ての通りだが、機能のためのデザインとしても注目に値する。

このヘッドバンド、写真のくるっと丸まっている状態がデフォルトというか、頭から外して手を離すと内蔵スプリングの力で自然とその状態になるのだ。つまり折りたたまなくても勝手に丸まってコンパクトになってくれる。またその勝手に丸まるテンション感と多くの可動部のおかげで頭部へのフィット感も良好。

サウンドもモノとしての印象と整合性があり、中高域のカッチリとした精密感と低音楽器の適度なゴツさが持ち味。

GREEN FUNDING by T-SITEでのクラウドファンディングを近日中に開始予定とのこと。一般価格は50万円!……だがクラウドファンディングではもう少しお安め?になるとのこと。

MASTER & DYNAMICは好評のBluetoothヘッドホン「MW50」のバリエーションモデル「MW50+」を参考展示。何が「+」なのかというと…。

今まで通りのMW50っぽいけど……ん!イヤーパッドが?

オンイヤーとアラウンドイヤー、両タイプのイヤーパッドが付属!

既存モデルは耳に乗せるオンイヤー型イヤーパッドモデル。対してこちらは耳の周りをすっぽり覆うアラウンド型イヤーパッドへの換装「も」実現!両タイプのイヤーパッドが付属し、季節や服装、求める音質などに合わせて、その日ごと好きな方を選んで使い分けられる。イヤパ固定は従来通りにマグネット式なので交換もささっと簡単!

夏場の今はあまりヘッドホンな気分ではないだろうが、「そろそろヘッドホンかな」なんて時期にこれが発売されてきたらかなり気になってくるのでは?BLuetoothヘッドホンの中でも特に完成度の高いモデルのひとつがさらなる魅力を手に入れてしまった。

次ページ第4位は意外と初出展だった、あの話題DAP

1 2 3 4 5 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE