HOME > レビュー > シュワルツェネッガー、超職権濫用。『ターミネーター』のコンビが贈るスパイアクション・コメディ

【第109回】ミヤザキタケルの気軽にホームシネマ

シュワルツェネッガー、超職権濫用。『ターミネーター』のコンビが贈るスパイアクション・コメディ

公開日 2024/04/05 06:30 ミヤザキタケル
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
サブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数故に、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。1994年公開の『トゥルーライズ』をご紹介します!

『トゥルーライズ』(1994年・アメリカ)
(配信:Disney+/ Amazon Priime Video /Hulu)

『トゥルーライズ』ディズニープラスのスターで配信中

『タイタニック』や『アバター』シリーズなどで知られるジェームズ・キャメロン監督が、『ターミネーター』シリーズでもタッグを組んだアーノルド・シュワルツネッガーを主演に迎えたスパイアクション・コメディ。表向きはセールスマンとして身分を偽り、家族にも正体を隠している凄腕スパイのハリー・タスカー(アーノルド・シュワルツネッガー)。日夜任務に勤しむ傍ら、妻の不倫疑惑が浮上。持てる力を駆使して浮気調査に入るハリーであったが、時を同じくして核ミサイルを用いたテロ計画の危機が迫っていた…。

(C)2024 20th Century Studios. All Rights Reserved.

映画史の一時代を築いたといっても過言ではない「シュワちゃん」ことアーノルド・シュワルツネッガー。そんな彼も今では76歳になるが、本作で目にできる姿はまだ現役バリバリの40代。007顔負けのド派手なアクションを披露しつつ、妻の不倫疑惑で取り乱すというコメディ描写も巧みにこなし、その存在感を存分に発揮。

(C)2024 20th Century Studios. All Rights Reserved.

雪上での逃亡劇、トイレでの激闘、街中からホテルの中まで馬で疾走、米海軍の戦闘機を実際に用いたテロ組織との戦いなど、当時「映画史上最高の製作費」と言われた巨額の製作費を投じて作られたアクションシーンは、今この時代に目にしても迫力満点。アクション・シリアス・コメディ・ラブと、あらゆる要素をふんだんに盛り込んだ最高のエンタメ作品です。気軽に楽しめる作品をご所望の際にオススメです♪

(C)2024 20th Century Studios. All Rights Reserved.
※本稿記載の配信サービスは執筆時点のものになります。

ミヤザキタケル
1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 WOWOW・宝島社sweet・DOKUSOマガジンでの連載のほか、ラジオ・配信番組・雑誌などで映画を紹介。イベント登壇、MC、映画祭審査員、BRUTUS「30人のシネマコンシェルジュ」など幅広く活動中。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE