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ANALOG SQUARED PAPER、ベンチャークラフト、ムジカアコースティック

【ポタ研】SIT半導体採用のポタアン/2.5mm4極プラグでのバランス対応ポタアン/HIDIZSのハイレゾDAP

公開日 2014/07/19 17:28 ファイル・ウェブ編集部
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ポータブルヘッドホンアンプやイヤホンなどポータブルオーディオに関連した製品展示が集う、フジヤエービックによるオーディオイベント「ポータブルオーディオ研究会2014夏(ポタ研)」が中野サンプラザで開催された。本項ではANALOG SQUARED PAPER、ベンチャークラフト、ムジカアコースティックのブースをレポートする。

■ANALOG SQUARED PAPER

ANALOG SQUARED PAPERは、3極管特性の半導体「SIT」を使用したソリッドステートポータブルヘッドホンアンプ「SIT-One」を参考展示。主にダイナミックドライバー機用の電流駆動タイプと、BAドライバー機のための電圧駆動タイプの2種類を用意する。「SITを使ったポータブルヘッドホンアンプはおそらく世界でも初めてなのではないか」(同社スタッフ)という。

SIT-One。天板にある犬の足跡マークが電源オンで点灯する

SIT(Static Induction Transistor/静電誘導型トランジスタ)は、三極管の負荷線特性を持ちながら内部抵抗は低く、その他トランジスタとの親和性が非常に良いという素子。1970年代にオーディオ機器にも用いられていたが、その後ほとんど姿を消した。

名刺とのサイズ比較

今回の製品では、全段無帰還ディスクリート構成を採用。SITの低内部抵抗を活かし、インピーダンス変換回路を介さずにバッファを駆動させるなど、シンプルな回路にしたという。

■ベンチャークラフト

ベンチャークラフトは、2.5mm4極プラグでのバランス出力を搭載したポータブルヘッドホンアンプ「GO DAP BXD」を参考出展。8月15日に32,400円(税込)での発売を予定している。

GO DAP BXD

入力に光デジタルとコアキシャル、ラインイン、出力には上記の2.5mmバランス出力と通常の3.5mmアンバランス出力を装備。最大出力は130mW+130mW @ 32Ωで、適法ヘッドホンインピーダンスが8〜600Ω、サンプリング周波数とビット数は最大192kHz/24bitまで対応する。

前面端子部

背面端子部

なお、2.5mm4極プラグは別売で用意。8月初旬に3,900円で発売する予定。

2.5mm4極プラグは単品販売。本体もプラグもブラックとシルバーの2色を用意

■ムジカアコースティック

ムジカアコースティックは、中国HIDIZSブランドのハイレゾ対応DAP「AP100」を参考出展。発売時期は未定だが34,800円前後での販売を予定している。

AP100

192kHz/24bit対応で、アップコンバート機能も装備。液晶モニターは非タッチ式で、2.4インチ。8GBのメモリーを内蔵し、最大64GBまでのMicroSDカードを使用できる。外形寸法は65.5W×107H×16.2mmで質量は156g。

スペック

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